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視覚スクリーニング検査
視覚スクリーニング検査
弱視は早期の発見が大切です
人間の目の形は生まれたばかりの赤ちゃんでもほぼ完成されていますが、視力は生まれてから発達します。新生児の頃は明るいか暗いか程度しかわかりませんが、生後1カ月ころには目の前でものが動くのがわかる程度となり、3カ月ころには視力として0.02—0.03前後、1歳で0.2前後となり、5歳ころには83%で1.0程度に達すると言われています。
人間のいろんな能力は正しくくりかえし使うことで発達しますが、視力もその一つで、両目を同時に正しく使って見ることで、それが刺激となって脳神経が発達し、視力も発達していきます。
この時期に視覚刺激を受け取れないと視力の発達が止まったり遅れたりしてしまう恐れがあり、早期の発見、治療開始が大切です。ただ、年齢の小さいお子さんでは、問診や一般的なランドルト環(Cのマーク)での評価を行うのは難しいことが多いのが実情です。そのため、日本小児眼科学会では従来の健診時の視力検査に加えて、フォトスクリーナー等を用いた検査を推奨しています。
お子さんの健やかな発達を少しでもサポートできたらと思い、当院では視覚スクリーニング検査のためのフォトスクリーナー(スポットビジョンスクリーナー)を導入いたしました。
スポットビジョンスクリーナーを用いれば、6カ月以降の乳幼児から成人まで短時間(数秒)で検査が可能となります。
スポットビジョンスクリーナーとは
- 生後6カ月の赤ちゃんから検査が可能です
- 近視、遠視、乱視、不同視、弱視、瞳孔不同がスクリーニングできます
- お子さんに数秒間、カメラのような機械を見つめてもらうだけで検査を受けられます
- 結果は自動的に数字で示され、客観性の高いデータが得られます
- 97%のスクリーニング成功率とされており、感度の高い検査です
当院での実施方法
- スクリーニング検査をご希望の場合はどなたでも検査可能です(自費診療:1回500円)
- 9~10カ月健診を実施する際には、無料で検査させていただきます(2019年7月25日(木)~)
- その他有料の健診をご希望の場合にも、健診に含めて検査させていただきます(2019年7月25日(木)~)
- お子さんの視力に何かご心配なことがある場合、何らかの症状が疑われる場合には、保険診療で検査が可能です
- 1回目の検査で異常が出た場合には、原則として日を改めて2回目の検査を受けていただき(保険診療となります)、同様の結果となった場合には精密検査のために眼科専門医にご紹介させていただきます
その他、ご不明な点はお気軽にお問い合わせくださいませ。