群馬県 高崎市 小児科 小児神経科
小泉小児科医院

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ウイルス性胃腸炎(おう吐下痢症)

~ウイルス性胃腸炎について~

【原因】

ノロウイルス、ロタウイルスなどが有名ですが、その他にも、腸管アデノウイルス、エンテロウイルス、アストロウイルス、コロナウイルスなど様々なウイルスがおう吐・下痢・腹痛などの症状を引き起こします。

【症状の特徴】

ウイルスの影響でお腹(腸)の動きが不安定になります。 腸の動きが低下すると吐き気になり、腸の動きが強くなると下痢になります。最初は吐き気だけだったのが、下痢に移り変わっていく、ということも多くみられます。腸の炎症が強いと、熱が出ることもあります。

【おうちでの対応】

吐いた後はのどがかわきやすいですが、すぐに飲むと、まだお腹の調子が整っていないので、また吐いてしまうことになります。1度吐いた後は、最低1時間はお腹を休ませて、吐かないことを確認してから、ごく少量ずつ飲むようにしてください。 吐き気止めの坐薬も有効ですが、入れてから効いてくるまでに1時間程度はかかるため、十分に時間をおいてから、少量ずつ飲んでください。 飲み物は、最初は味のない水から始めて、吐かないようならイオン水などに挑戦してください。 食事はお粥、うどんなどの炭水化物から少しずつ始めてください。

【注意すること】

吐き気が強いうちは、水など味のないものの方が飲みやすいですが、食事がとれない状態で水しか飲めていない場合、低血糖となることがあります。すぐに横になって眠ってしまう、生あくびが多いなどの症状がみられる時は、低血糖となっている可能性があるため、早めに受診してください。

また、胃腸炎の後、1か月近く、便の中にウイルスが排泄されていることがあります。症状が落ち着いた後も、しばらくはご家族みなさまでこまめな手洗いを心がけてください。