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小児科
ひと昔前は、小児科疾患の大半は感染症でありました。小児科における感染症の地位は、今日でも決して低下していませんが、その他の疾患、中でも気管支喘息、アトピー性皮膚炎、花粉症などのアレルギー疾患の出現が新たな問題といえます。
また偏食等による栄養障害は、現在の子供の世代が壮年期以降になった時、骨粗しょう症などの形で疾患化する可能性をもっています。当院では、できるだけお子さん一人一人にも、疾患の理解をしてもらい、正しい医学知識を普及できるようこころがけています。当院では、正しい医学的立場にたって、診療を行っており、お子さんのことでお困りの点は、何なりとご相談ください。
こどもの心の相談
心身症や拒食症、過食症、あるいは虐待による心の傷、ひきこもりといった、より精神的な疾患を抱える子どもたちに、適した診断と治療を行う診療科目のことです。
ご本人もご家族も、心配でおつらいことと思います。内に押し込めてしまった気持ちを言葉にすることで、心が楽になったり、良い方向へ向かう糸口になったりすることが多くあります。
まずはお気軽にご相談ください。
(※通常診療とは別に、きちんと時間をとってお話をお聞きしたいので、
なるべく事前予約をお願いいたします。)
(初診の方も、事前にお電話でご連絡ください。)
肥満予防指導
近年、小児の肥満が増加し、小・中学生の10%前後に肥満がみられるようになりました。
幼児期に始まった肥満は、学童期、思春期、成人期の肥満につながる傾向が強いことが確認されています。
ただし、乳児の肥満は幼児期以後の肥満とはあまり関係しません。
肥満は高血圧、糖尿病などの生活習慣病の大きな原因の一つです。
したがって、成人期の生活習慣病を予防するためには、幼児期からの肥満予防が大切になってきます。
母子手帳に、幼児の肥満度を分かりやすく判定するために、新しく幼児の身長体重曲線(肥満度判定曲線)が採用されています。
横軸に身長、縦軸に体重を示し、それぞれを結んだ点が肥満度を示しています。
幼児では、肥満度15%以上を肥満と判定し、20%以上では、食事、運動などの日常生活での指導をうける必要があります。
また、一回だけで判定するのではなく、経過を追って、身長体重曲線の変化を描き、発育パターンを確認することが必要です。
描いた曲線が右上がりに離れるならば太る傾向、右下がりであればやせる傾向と考えて、肥満とやせの予防に母子手帳も役立ててください。
子どもたちが親からライフスタイルを学ぶ2~3歳の時期に、食事、運動、睡眠などの正しい生活習慣を身につけることが、肥満防止に重要です。
(※通常診療とは別に、きちんと時間をとってお話をさせていただきたいので、
なるべく事前予約をお願いいたします。)
(初診の方も、事前にお電話でご連絡ください。)