2020/01/16
~インフルエンザと診断された方へ~
【注意をお願いしたいこと】
- 異常行動について
ニュースなどでも報道のあった異常行動(高いところから飛び降りてしまうなど)は、発熱から2日以内に起きることが多いとされています。
抗インフルエンザ薬(タミフル、リレンザ、イナビル、ゾフルーザなど)を使用した場合も、使用しなかった場合も、異常行動が出現する可能性があるため、特に発熱から2日間は注意して見守ることをお願いいたします。異常行動、意識障害が続くようでしたら、速やかに受診をお願いいたします。
- 抗ウイルス薬について
薬を使うと、使わなかった場合に比べて、発熱の期間が1-2日短くなったり、ウイルスの排出量を減らして他の人にうつりにくくしたりする効果があります。熱が下がって症状が和らいだからと途中でやめると、他の人にうつす危険性が増えるため、きちんと使い切ってください。
薬の名前 |
1日の使用回数 |
続ける日数 |
タミフル(飲み薬) |
1日2回 |
5日間 |
リレンザ(吸入) |
1日2回 |
5日間 |
イナビル(吸入) |
1日1回 |
1回のみで終了 |
(ゾフルーザ(飲み薬)) |
(1日1回) |
(1回のみで終了) |
- 出席停止の期間について
学校保健安全法施行規則により、インフルエンザの出席停止期間が決められており、「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児は3日)を経過するまで」とされています。
発症をいつとするか、が問題となりますが、当院では原則として、「インフルエンザと診断して治療開始した翌日から5日間、かつ解熱した後2日(幼児は3日)」を基準として治癒証明を記載しております。(治療を開始していないと、6日目でも3割の方にウイルスが残っているという報告もあります)
発症日 (0日目) |
発症後 1日目 |
発症後 2日目 |
発症後 3日目 |
発症後 4日目 |
発症後 5日目 |
発症後 6日目 |
発症後 7日目 |
発症後 8日目 |
インフルエンザの診断日・治療開始日 |
お休み
|
お休み
|
お休み
|
お休み
|
お休み
|
登園・登校可
※ただし、解熱した後2日(幼児は3日)が過ぎるまでは、お休み |
||
登園・登校の可否 |
- 解熱・鎮痛剤について(カロナール細粒、アセトアミノフェン錠、アンヒバ坐薬)
インフルエンザでは高熱や頭痛でぐったりしたり、お食事がとりづらくなったりしやすいので、つらそうな様子でしたら、体力消耗を防ぐため、無理に我慢せずにお使いください。
ぐったりして食事や水分がほとんどとれない状態が続くようでしたら、
お薬が残っていても再度受診をお願いいたします。